ガイドが選ぶ
独断と偏見のBest3
専門ガイドツアーには、コナンの舞台である卯の崎が通常コースに入っています。そこは対岸の房総半島をはじめ、島で一番の眺望も楽しめる岬です。
聖地②
名探偵コナン100巻の舞台
レンガ積みに特徴 FBI捜査官のアンドレ・キャメルは闇組織に追われて激しい夜のカーチェイスの末、海ボタル近くで車ごと海に落下、泳いで島にたどり着いた。闇の中をこの階段を手探りで上って上陸した。
どこだかわからなかったが、FBIに連絡したところ、建造物のレンガの特徴的な積み方から、そこが海猿島とわかる――というのが漫画「名探偵コナン100巻」のストーリー。
この漫画、話の展開がテンポ良くてバタ臭くもある。推理小説にうんちくと活劇をまぶしたようなところが人気の秘密かな、とは門外漢の感想。
幕末の砲台の跡 話は日本の近代史。幕末になると日本近海に黒船が出没、ペリーは東京湾に侵入して開国を迫るなど、幕府にとって江戸・東京湾の防備は緊急の課題となった。
ここ猿島は東京湾の入り口にあたる。島の東側の浦賀水道を望む岬は卯の崎と呼ばれ、幕府が川越藩の松平氏に砲台建設を命じその管理を任せた所。
幕府が砲台を置いたところは当時の言葉で台場と呼ばれ、ここは「卯の崎台場」と呼ばれている。
東京・川崎・横浜・千葉と中枢都市が集中する湾の入り口。このあたりの幅はざっと10㎞程度。一方、世界経済のアキレス腱であるペルシャ湾の入り口・ホルムズ海峡は30㎞余。
いずれも悪意を持って封鎖されたら一大事の急所であるところがよく似ている。(木)
【次回は聖地③】