私たちは横須賀市が養成したガイドのボランティア団体です。
「愚直に丁寧に」がモットー。走水低砲台跡もガイドします。
猿島のツアーは当協会の90分専門ガイドツアーのほか、航路運航会社も30分ツアーを実施しています。希望に合ったツアーをお選びください。
1人600円とどのツアーも原則同額です。申し込みの仕方などでそれぞれ若干の違いもあります。詳しくは以下の案内をご覧ください。
(島1周の時間はガイドなしで60分弱です)
◆地下壕も見学する90分専門ガイドツアー
市認定の猿島の達人たちが、事前予約制で島内全体をじっくりご案内します。普段は施錠されていて入れない兵舎や弾薬庫と呼ばれる地下壕にも入るのが「専門ガイドツアー」の特徴です。
ご家族や仲間で誰にも気兼ねなくマイペースで回りたい方や、旅行社の方にお勧めです。90分が標準コースですが、短縮などもできます。
▼料金は原則1人600円ですが人数によって違いもあります。詳しくは「ツアー申し込み」を参照してください。
※専門ガイドの当日受付ツアー
専門ガイドが、現地猿島(管理棟3F)で受け付けるツアーで、事前予約は不要です。予約ツアーと同様兵舎や弾薬庫にも入ります。
▼原則、午前11時と午後1時の2回。状況によって追加も。
▼コースは90分の標準のコース。(途中で離脱も可能です)
▼1人600円、小学生300円。定員は各回20名。
◆運航会社の30分探検ツアー
船を運航するトライアングル社の主催のツアーです。同社のスタッフが現地受付で「オイシイところを30分でサックリめぐる」とうたっています。時間の無い方には便利です。(同社HPから)
▼1人600円、乗船券とセットで500円
(エコツアーパンフレットから)
◇専門ガイドのお勧め(4月)
◆怪しい浦島草
爬虫類的な
ドキッとするほど毒々しくて妖しい花です。初めてこの植物を見たときの印象は最悪でした。「気持ちが悪い」。
爬虫類のような顔をしてニョキッと立っているところが、決まって半木陰の薄暗い少し湿気のある所、なども一層不気味に思えました。
しかし、猿島で決まったところで毎年地味に春を告げるこの花を見かけるうちに、いつの間にか気味の悪さはなくなりました。
律義に同じところに花を咲かせる姿がけなげに見え、好ましく思うようにさえなりました。
初対面の印象はよくなかった人が、いつの間にか仲の良い友達になっていたような感じです。
奇妙な生態
気になる植物だったので植物図鑑で調べてみました。花は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる黒紫のもので包まれており、花の先端が細く伸びて垂れ下がるのを、浦島太郎の釣り糸に見立ててウラシマソウと呼ばれます。
雌雄異体なのですが、生育の差によって雄株から雌株へ性転換してしまうそうです。やはり不思議な植物です。ハエなどは苞の中へ入ると出られなくなってしまうらしいです。
ちなみに英語ではcobra lily Urashima。
絶滅危惧種に指定している県もありますが、猿島では遊歩道脇の秘密の所に小群生を形成しており、4月から5月に花を咲かせます。
秘密の群生場所は専門ガイドにおたずねください。猿島は自然がいっぱいです。(木)
アクセス:京急線横須賀中央駅から徒歩15分、三笠桟橋から乗船10分
アクセス:京急線馬堀海岸駅からバス「観音崎行」(約10分)「走水上町」バス停下車
※「走水」は、珍しい地名で「はしりみず」と読みます。