(図はエコツァーパンフレットから)
猿島とは、東京湾に浮かぶ、明治14年から昭和20年までの64年間、民間人の立ち入りが許されなかった旧日本軍の要塞島です。
首都防衛の要衝の島で煉瓦造りの兵舎や弾薬庫、大きなトンネルなどが見事に残っています。
そして東京の近くにありながら自然がいっぱいの常緑の島です。(ただし猿はいません!)
2015年に国防軍事施設として初めて国の史跡に指定。
2016年に日本遺産に認定されました。
【場所】横須賀沖 1.7km(船で約10分)
【面積】約56,600㎡(横浜スタジアムのグランドの約4倍)
【東西】約200m
【南北】約450m
【周囲】約1,6km
【標高】約40m
<標準の専門ガイドコース>
遺跡を中心に約90分が基本ですが、ご希望や天候、時間のご都合等に合わせて、見どころを中心に短縮するなど、きめ細かくご案内いたします。以下はモデルコースです。
鍵を開けて明治期の兵舎や弾薬庫に入るのは専門ガイドツアーだけです。
①海軍港碑:猿島が海軍の所管だったことを示す明治期の石碑です。
②電気燈機関舎:最初は石炭火力、今はディーゼルで発電。120年以上動き続けています。
③塁道と第2砲台:東側の石垣の上には巨大大砲が4門築かれていました。
④兵舎:地下壕。普段は施錠、専門ガイド同行で入れます。
⑤弾薬庫:地下壕。普段は施錠、専門ガイド同行で入れます。
⑥トンネル:総レンガ造りで美しい。全長約90m、幅4m、高さ4.3m。
⑦三叉路:ラピュタの城を彷彿とさせる不思議な雰囲気のスポットです。
⑧8cm高角砲砲座:第二次大戦期に海軍により設けられました。
⑨卯ノ崎台場:川越藩により3挺の大筒が据えられた台場跡。眺望が見事です。
⑩展望広場:海抜40m、探照灯や指令所がありました。横須賀米軍基地が一望、天気が良ければ富士山も見えます。
⑪12.7cm高角砲砲座:終戦末期、B29への対応として設置されました。