◆ツワブキ

 冬の彩り

 晩秋から初冬にかけての寂しい風景の中で、鮮やかに季節を彩るのがツワブキです。キク科に属す多年草の植物で葉柄は食用にもなります。

 

 ツワブキという名は葉がつやを持っているので名付けられたという説もあります。

 寒さや乾燥にも強い植物で和洋庭園、里山、路傍、土手、崖など、所を選ばず巧みに周囲に溶け込む器用さも持ち合わせているようです。

 

 猿島の場合、管理棟や発電所の付近で芳香とともに、眼を射るような鋭い黄色で存在感を発揮します。ツワブキの花はアサギマダラの好物でもあります。(写真は2019年11月16日)

 

 漢字は石蕗

 ツワブキを漢字で書きますと石蕗と書きます。ぴったりの漢字です。植物等の名はこうして漢字で覚えると、少し記憶に残り易いような気がします(私の場合)。漢字の威力でしょう。

 

 ところで、漢字の字面から見当がつくものもありますが、中には全く何だか分からない植物も結構あります。

 表記の由来を調べたり、なぜそう書かれるのか推理したりするのもなかなか楽しいものです。

 

 楸、木通、椨、枸杞、虎杖 鬼野老、大葉夜叉五倍子

 

 猿島で見かける植物で変わった漢字を書くものをいくつか探してみました。見当がつきますか?

 答えはローマ字で下に書いておきます。(木) 

  hisagi   akebi   tabu   kuko  itadori onidokoro  oobayashabusi

 2021年11月 

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