◆謎のスペース

 わざとらしい青い石

 発電所の裏の坂を上り切った左手に奇妙な空間があります。幅約2m、奥行き1mほどのわずかなスペースです。

 

 スペースの奥正面の石積み壁は隣とは違っており、壁の上方はモルタルが塗られた少々雑なレンガ積みとなっています。外側は崖になっているはずなので、中央のわざとらしい青い石を抜けば桟橋のあたりが見えるでしょう。

 

 ですから、荷物搬入の様子や不審者の出入りなどを監視していた「桟橋の見張り場所」だった、あるいは闖入者を狙撃するための「狭間」だったなどと推測する人もいます。

 

 結局は謎

 何のためのスペースなのか書かれた記録や資料は見当たらず、どの説もたどってみると確たる証拠はないようです。

 今後新資料や新証言が出て来ることは期待できず、結局謎として残ることになるのでしょう。

 

 「万物はそれぞれある目的のために存在する」(マルクス・アウレリクス自省録8巻19)。自然界の謎と思われてきた現象や存在は次々と解明され、これからも解明され続けるでしょう。

 

 しかし、人為的なものは100年もたたないうちに分からなくなって仕舞うのですから面白いものです。(木)

 

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